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9. 勿来関は歌枕にあるだけで実在しなかったのでは、との説がありますが。

先ず逆に、江戸時代だけで五十以上の史料が、いわきの地の存在を物語っております。

『太平記大全』は、江戸時代初期の刊行ですが、内容は室町期のものなので、そこまで遡って実在を確信できます。

或は『古今類聚常陸国誌』も同時期のものですが、現関跡を旧道として、九面の切通しを江戸時代初期に造ったことを記しています。 従って関跡の旧道が江戸期以前からあったことがわかります。

平安時代については、別項でも述べますが、『月詣和歌集』と『千載和歌集』の詞書に明確にあります。実在したことは間違いありません。