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新編常陸国誌

新編常陸国誌しんぺんひたちのこくし

 江戸時代の古今類聚常陸国誌を補充する内容で、明治になってから作られた。従って名古曾の関については、江戸時代から継続していることがわかる。最終的に本書にまとめられたのは、水戸藩出身で明治25年に帝国大学の歴史学、地理学の教授になった栗田寬である。

利府町説は、この著に異する見解を述べたことになる。

 いわきの利府説の方々は、時の水戸藩の地理学、歴史学者を超えた優れた学者だったのだろうか。

奈古曾関について詳述されている。「この地菊多郡の界なれば、陸奥の俗呼菊多関と云う 謂ありと云うべし・・・・・古歌に陸奥の名古曾関とよめるものあればなり・・・陸奥の道路の始めにあり、流転して陸奥というものこの故なり」

裏表紙「明治三十二年四月十四日発行」