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4. 菊多と菊田は、どちらが正しいのですか。

『弘仁格抄』(七九九年)と『類聚三代格』(八四八年)では、「菊多」とあります。八六六年の『日本三代実録』でも「菊多」が、同年の『太政官府(だじょうかんぷ)』で「菊田」が登場します。その後は、江戸時代を通して「菊田」が使われ、明治時代になってから「多」が復活しましたが、現在では再び「菊田」になっています。「多」は、かな読みで「田」のことを言っているのならどちらが正しいということではないようです。

いわき市勿来方部には、田の付く地名が多いのでそれらを束ねた名称として、菊田があるのではとの説もあります。